生活に潤いを

体力的にも精神的にもSOSが出て、ついに布団から出られなくなった。
笑顔でだんなを送り出せない自分に、ちょっと自己嫌悪な午前八時。
ぼーっとしてて、気がついたらバイトにも遅刻。
なんだか良くないことが、連鎖している気がする。


封筒にのりをはり、窓にあたる夕暮れの暖色の光を見ながらつくづく思った。
やっぱり給料のためにココロまでカツカツになるのはあかん、
お金がなくなったらラオス人のように暮らせばいいさ!!
・・・と突き詰めて悲観的に考えてしまうのは、生理前のウチの悪い癖。
そういうわけで、適当に理由を作り予備校事務バイトを早退して
はやばやと空席だらけの東西線に乗って、家に帰ってきました。

で、ひさしぶりに本を買った。
最近節約して、食べるものくらいしか買ってなかったこともあって
そればっかじゃ自分があわれだなあと思って。
偶然か必然か、バイト先から吉祥寺駅までの無機質な国道に
お気に入りの古本屋さんがあって、今日もそこで即買いしました。
自分へのささやかないたわり。
江国香織の『薔薇の木枇杷の木檸檬の木』
昨年でたばかりのいい状態のものが、古本屋で手に入り縁に感謝。

なにかにがらんじめに縛られている気持ちになったときに
江国香織の本は効きます。
余談だが『天国へのボート』にもかなり救われました。
読むと、その縛られていることが心地よく思えてくる。
そういうことが分かってて読める本は、今知ってる限りでは
彼女と銀色夏生。もっとも後者は作者自身がそんな生き方をしてると公言してるが。

ここまで書いて、実はまだ読んでいませんというと呆れられそうですが
書評、というか感想はまたこんど。

家に帰ってきて、世間話をしながら姑舅と夕食をとり
(とろろご飯と野菜炒め。塩コショウがきいてて美味しかった)
やかんからお湯をそそいで、ネスカフェでカフェオレを作り
そういう時間て貴重だなと思えるのも、
バイトと言えども働くのが面倒くさいと分かったからこそ。

で、起きぬけ早々片付けを拒否してしまったことを少し反省して
ラシオボックスを組み立てました。
だから今部屋の一部だけは、やけにインテリアチック。