深夜二時

ただいま深夜二時。ツレがぐっすり寝ているのであえて、起こさないよう  音の小さい 壊れたほうのパソコンを使う。困ったことに改行が出来ない。珍しく早く帰宅したと思ったら、どろどろに疲れ果てている。気高いひとだから愚痴こそ極力避けているものの、どうやら職場で設計に必要な知識や技術を部下に伝える環境がととのっていない、そして 会社としての技術力が明確でないというところにあるらしい。いろんな立場の人がいて、ましてや自分を守るので精一杯なこのご時世に、彼のやり方は時々逆行しているようで痛々しくすら思えてくる。正解、不正解というものは、自分が決めることなのでここでどうこう言うつもりはない。ただ、意味のあるものというのは必ずしも意味のあるかたちで自分の まえにあるものではないよ。少なくとも、以前のあなたにはそれをかぎ分けようとする意思が残っていたように思ったんだけど。